数もサイズも狙える楽しい琵琶湖の秋が到来してきました。
狙うポイントや狙い方を外してしまうとボウズと隣合わせでもある琵琶湖の秋を攻略するため、皆様のお役に立てそうな情報をまとめたので、ご参考下さい。
パッと読むための目次
2021年秋の釣果
ネコリグを中心に、よい感じで釣れています。
ボートガイドで初めてゲストさんに釣っていただいた北湖の50アップ
初めての琵琶湖に夫婦で来ていただいて釣っていただいた40アップ、奥さんの方が大きいのを釣っていただきました。
釣行回数は少ないですが、高確率でデカバスを釣っていただいています。
琵琶湖秋パターン|北湖の場合
ディープでデカバス、ウィードエリアで子バスの数釣り、ポイントに応じて狙える魚や狙い方が変わってくるのが、琵琶湖北湖の秋の釣り方になります。
北湖のディープ魚がたまる
秋は朝晩の寒暖差が激しい時期であり、ディープエリアの水温が安定傾向になります。
北湖で水深7Mより深いエリアにある、ストラクチャーには、デカバスが集まる傾向があります。
ストラクチャーとは以下のようなものを指します。
- 漁礁
- オダ(倒木等)
- 沈船
- ゴロタ石
こういった場所には、デカバスがいる可能性が高まるので、
- ノーシンカーやライトリグで丁寧に探る
- 風が吹いた時やマズメ時等、タイミングを変えて狙う
この2つを意識して狙うだけで、デカバス釣果に繋がります。
ウィードエリアで子バスが釣れる
沖ノ島南やロックエリアの岸近くのウィード、河口周辺のウィードに、小バスが密集するのがこの時期になります。
例えば、こんな感じにウィードエリアに小バスが集まるのが秋の特徴なので、シャッド、ノーシンカー、軽めのダウンショット、ネコリグ、色んなルアーで小バスの数釣りが楽しめます。
冬になると小バスは低水温化に伴い、仮死状態になり得るので、毎年秋になると北湖でウィードが生えるエリアで積極的に捕食する傾向があります。
秋の荒食いという言葉は、北湖で小バス釣りをする時に当てはまる言葉なのかもしれません。
琵琶湖秋パターン|南湖の場合
メインチャネルに隣接するウィードアウトサイド、浚渫のブレイクやディープエリア等で、数とサイズを狙う事ができます。
ターンオーバーの影響を受けやすくなる
秋の琵琶湖で、特に南湖で釣りをする場合、ターンオーバーが発生しやすくなります。
北湖は相対的にターンの影響を気にすべきエリアが狭く、南湖の方がエリアが広いです。
なぜかというと水深が異なるからです。
- 南湖=平均水深4Mでほとんど全域でターンオーバーが起こりやすい
- 北湖=平均水深40Mで浅い場所が狭く、ターンオーバーが起こる場所が限られている
という特徴があります。
以上を踏まえ、ターンオーバーをどう釣果を得るのに結びつければいいのでしょうか?
答えはシンプルで、ターンオーバーしているエリアでは、巻物やハードプラグを中心にキャストする、という事です。
ターンオーバーが起こると、濁りが発生する事が多くなり、ターンオーバーしている場所でワーム等の釣りをしても、ワームが気づかれなかったり、バスの食い気が落ちていたりするので、バイトが下がる傾向が強いです。
そのため、スピナーベイトやクランクベイト、チャターベイト、ジャークベイト、バズベイト等のハードプラグでリアクション的にバイトを誘う展開が有効になってきます。
ターンオーバー=釣れないというわけではなく、濁りが入って食わせやすくなるということもあるので、上記ルアーを使ってみる事を意識してみてください。
どのルアーを使うかは、ウィードの映え具合や、ベイトのレンジを意識して、使い分けて下さい。
なお、ターンオーバーについての解説、秋の琵琶湖のウィードの特徴等について記載したブログも併せてご参考下さい。
ウィードアウトサイドで子バスが釣れる
秋から冬に向かうに釣れて、南湖はシャローが水温高かった状態からメインチャネル側の水温が高い状況に逆転します。
秋が深まり、冬に近づくにつれて、小バスもデカバスもメインチャネル側に集まる傾向があるので、それを踏まえて、釣る場所を考えてみて下さい。
以下に、春夏と秋冬を比較した水温の違いとその根拠が分かる表を挿入します。
春・夏 | 秋・冬 | |
水温 | シャローの方が水温が高い | メインチャネルが水温が高い |
水通し | メインチャネルが良い | |
根拠 | 太陽光等で浅い場所の水温が上がりやすい | 北湖の水が南湖より温かくなる 北湖(=南湖よりはるかに体積が大きいため、雪や強風でも水温が変化しにくい) メインチャネルを通るのは北湖からの水である |
まとめ
2021年は南湖のウィード残存エリアが広くバスの居場所が絞りにくい状況ですので、風が安定している場合は、北湖のディープエリアや河口を狙いつつ、気分転換に数釣りを混ぜて楽しんで下さい。
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