琵琶湖8月にデカバス釣果を上げるための考え方【2021年版】

これから水温上昇が考えられる2021年8月の琵琶湖で釣果を上げるには?

水中動画を釣果実績を基に、みなさんがデカバスを釣り上げるための情報をご紹介します。

2021年8月付近の釣果

雨の影響等ありあまり出れていませんでしたが、アノストレートのネコリグや、カーリーテールのライトキャロ等で釣果が上がっています。夏のフローターフィッシングは最高です!

縦の変化=水深を意識してバスの居場所を定める

夏は特に、水深の違いで水温が異なるため、より深場にバスが集まる傾向があります。

上記を裏付ける根拠となるデータや、水深が深い場所でもどこを狙えばよいか、についてご紹介します。

水深の違いでの水温の違いが分かる表

ブラッシュさんのブログで、各ポイントで水深ごとの水温違いを計測されて貴重なデータがあります、その一部を抜粋して紹介します。

エリアごとでも水温が異なりますが、同じエリアでも共通して水深が深くなる程、水温はかなり違うようです(以下抜粋)

計測の結果、予想以上の驚きの結果が・・・・
計測日 2015年8月2日(日)
まず一番驚いたのがココ!
◆下物沖浚渫8mライン
表層 30.3度
0.5m 29.9度
1m  29.5度
2m  28.9度
3m  26.4度
4m  23.2度
5m  20.5度
6m  19.7度
7m  19.4度
8m  18.7度(ボトム付近)

下物沖のとある浚渫で計測したのですが、8mボトム付近はビックリの18.7度!!
6mラインでも20度を切ってます。実際ベイトもたくさんいました。
◆真野沖魚礁周辺
表層 29.7度
0.5m 29.7度
1m  29.4度
2m  28.5度
3m  27.9度
4m  27.6度
5m  27.3度
6m  26.7度
7m  26.3度
8m  24.7度
9m  24.3度
10m  機器の関係で計測不可

◆名鉄沖チャンネル6mライン
表層 29.5度
0.5m 29.5度
1m  29.4度
2m  29.2度
3m  28.6度
4m  27.9度
5m  27.4度
6m  25.8度(ボトム付近)

◆野洲川沖6mライン
表層 30.4度
0.5m 30.0度
1m  29.1度
2m  28.3度
3m  27.9度
4m  27.7度
5m  27.3度
6m  27.0度(ボトム付近)

どこまでがウィードが生える限界深度か?

水温の違いを把握した上で、最も深い場所がバスの居場所なのか?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

ディープ+最も深い場所でウィードが生えているスポット

この組合せを意識する事で、よりバスのいる場所を定めやすくなる事を覚えておいて下さい。

琵琶湖南湖と北湖は水深の違いがあるので、どこが最も深くウィードが生える限界深度かの定義は異なります。

水深4Mでウィードが生えている場所の水中動画

実際に、最も深い場所の水中映像をご紹介します。

ウィードがちょうど生え始めている様子と、その周辺にバスがたくさん映っている貴重映像をどうぞ!

こちらの映像は南湖の水深4M付近のエリアになります。

横の変化=水通しを意識してバスの居場所を定める

水深変化だけでなく、特に南湖は横の変化も意識して、バスがいる場所を重点的に狙う釣り方も成り立ちますので、詳細を以下解説していきます。

メインチャネルはどこにあるか?の見分け方

横の変化を意識するとは、メインチャネルに近い場所程、水通しがよくなるので、バスもベイトも多くなるという考え方の事です。

琵琶湖南湖を大きな野池と考えてもらうと、琵琶湖は北から南に水が流れていて、メインチャネルと呼ばれる場所を中心に水流が生まれます。

エリアでいうと、南湖の北エリアのメインチャネルを流れる水程フレッシュで水温が低く、南エリアに下っていく程、浅いエリアを通るため水温が温められて高くなるという傾向があります。

そのため、南湖北エリアのメインチャネル周辺の水は、夏の南湖で最も水通しが良い場所と考える事ができます。

メインチャネルの場所をご存知の方は多いと思いますが、知らない方のために、メインチャネルの場所を知る最も簡単な方法をお伝えすると、琵琶湖大橋をひっくり返して、最も琵琶湖大橋の高さが高い所がメインチャネルの場所と理解して下さい。

水深4Mでウィードが生えている場所の水中動画

実際に琵琶湖南湖北エリアのメインチャネル周辺の水中映像をご紹介します。

ご覧の通り、ギルやフライ(=バスの稚魚)がたくさん泳いでいる様子が分かっていただけるかと思いますが、このように水通しが良い所にはベイトも集まり、バスも集まります。

おかっぱりは迷わず北湖を目指そう

北湖と南湖は、水深がかなり違い様々な条件が変わるため、以下の理由で北湖をポイントとして選択する方が、再現性を出して釣果を上げやすいので覚えておいてください。

  • 南湖のシャローは一面ウィードでバスの居場所を特定しにくい
  • 北湖は陸っぱりでも河口や急深エリアでキャストできるため、バスがいる場所にリーチしやすい

バスボートも風がなければ、北湖を目指すガイドがかなりたくさんいるのが、上記の証左ですので、おかっぱりはぜひ北湖でデカバスを狙って見て下さい。

まとめ

水通し、ベイト、夏の釣りで教科書的な知識があっても、実際の釣りにどう活かすのかを意識した情報を掲載してみました。

夏のフローター釣りは、再現性が出しやすく、魚もパワフルで非常に楽しいので、ポイントの詳細解説等を知りたい方はぜひ、ガイドに遊びに来て下さい。

ご予約お待ちしています。