春はハードボトムがよく釣れるのは何故?素朴な疑問ですが、あなたは釣れる根拠を答えられますか?
先日、ハードボトムである浚渫付近をスイムジグで狙って50upをゲットした時の詳細、ハードボトムが釣れる根拠と釣果に繋がる実践内容を、釣れた場所の水中動画を交えて具体的に解説します!
ハードボトムが釣果に繋がる根拠
場所、時間帯、選択するルアー、ルアーの動かし方。バス釣りで釣果を上げるためには様々な条件が重ならないと釣果に結びつきませんが、最も重要な情報は場所です。
バス釣りで一番重要なのはどこに魚がいるのかを見極める事ですが、ハードボトムが釣れる根拠は、バスが居着きやすい場所だからです。
じゃあなぜバスはハードボトムを好むのか?特に春が重要な根拠も含めて詳しくご紹介します!
スポーニング時に泥がかぶりにくい
まずは、春にハードボトムにデカバスが集まる最大の根拠を解説します。
春のデカバスは一大イベントであるスポーニングを迎えます。スポーニングの場所になるのがハードボトムなんです。
何故なら産んだ卵に泥がかぶらない事がバスにとって重要な事であり、産卵したバスを観察すると尻尾で泥がかぶらないようにはたく動作が見受けられます。
春にデカバスのいる場所=スポーニングが行われ泥がかぶりにくいハードボトムをまずは頭に入れて下さい!
でこぼこがバスのつく変化になる
春はハードボトムが釣れる(=バスが集まりやすい)根拠の2つ目は、地形変化についてです。
バスは20㎝くらいの小さなデコボコでも変化であり、好んで着く傾向があります。
ハードボトムを形成しているのは、岩や浚渫(人工的に掘られた後)になるので、地形変化が生まれて、バスがつきやすい場所を形成しています。
代表的なハードボトムである浚渫のブレイク部分の写真をご紹介しますが、石のようにボコっとなった部分があるのが分かっていただけますでしょうか。この写真を水中映像でブログ後半でご紹介していますので、このまま読み進めて下さいね。
コケが発生しやすくエビや小魚が集まる
ハードボトム=水通しがよくなり澄見やすく、日光が届きやすくなります。
日光が届きやすいことでコケが育ちやすいため、コケを食べにエビや小魚が集まり、そのエビや小魚を捕食するためにバスが集まるという事が成り立ちます。
ハードボトムは年中バスを狙う上で良いスポットとなるのですが、以上のような根拠から春のデカバスを狙うならハードボトム!ということをぜひ覚えておいて下さいね。
どこにハードボトムがある?
春にデカバス釣果を狙うためにハードボトムを狙う!?よーし分かった。となっていざ釣りに出かけようと思ったら、あなたはどこに釣りに行きますか?
とくにおかっぱりでデカバス釣果をあげたいとなると、どこにハードボトムがあるか分からないですよね。
というわけで、ここからは春におかっぱりからでもハードボトムを狙えるオススメの場所を詳しく解説していきます。
釣果を上げるハードボトムエリアその1:浚渫エリア
ハードボトムの代表の場所となるのが浚渫エリアです。
浚渫とは人工的に掘られ、埋め立てられた場所の事で、ディープホールや下物、木の浜、瀬田川など、南湖には様々な浚渫地帯が存在します。
その中でおかっぱりアングラーも狙って釣果を期待できる浚渫場所が木の浜なんです。
木の浜は岸からでも浚渫されている場所が届き、水深が変化するブレイクにルアーが届く場所が数多く存在しています。
木の浜のあるスポットはこんな感じで、デカバスの群れがうろつく場所になります!
たまたま水中映像の撮影に成功したのですが、大興奮の映像です。
この場所はなんと、おかっぱりから十分キャストの届く場所なので、水中はこうなっている事をイメージして、やる気を高めてください(笑)
釣果を上げるハードボトムエリアその2:ロックエリア
琵琶湖北湖東岸ロックエリアはいわずと知れたデカバススポットです。
北湖東岸ロックエリアは、岸からキャストが届く所ならどこでもゴロタ石でハードボトムを形成しているため、岸付近にデカバスが寄り付く傾向があります。
詳しくは、おかっぱりアングラーが北湖東岸ロックエリアで釣果を上げる具体的方法で解説していますので、ご参考下さいね。
釣果を上げるハードボトムエリアその3:護岸ブロック地帯
最近、夜釣りのおかっぱりでデカバスが上がっているのをSNSの投稿でよく見かけます。
皆さんいろんな場所で釣果を上げておられるようですが、琵琶湖プリンスホテル裏の周辺や赤野井、下物など、琵琶湖には、岸近くが護岸ブロックで形成されている場所がたくさんあります。
護岸ブロックは誰でも分かるハードボトムスポットになりますので、皆さんもぜひ、狙って見て下さい。
浚渫で更にデカバスの居場所を特定する方法
春にデカバス釣果を狙うためにおかっぱりでハードボトムである浚渫エリアを狙うとなった場合、じゃあどこってなりますよね?
木の浜の浚渫エリアは広大で、正直どこにキャストしても浚渫エリアになるので、木の浜に行っただけでは、デカバスの場所は特定できません。
ですので、特に浚渫でどこを狙うかについてご紹介します。
浚渫で狙うべき代表的なスポット:ブレイク
ブレイクとは、斜面のことです。カタカナ表記では分かりにくいですがボトムが斜めになって地形が変化する形状のことをブレイクと呼びます。
浚渫地帯は掘られている場所とそうでない場所でボトムの深さが異なります。ブレイクは深い場所と浅い場所をつなぐ接点になっていて水深が変化する場所になります。
春のバスの居場所を考える上で、起点になるのは冬のバスの居場所です。
冬は深い所がセオリーで、バスは基本的に浚渫の一番深い場所で越冬します。
春になると暖かい日や寒い場所が繰り返し、ベイトや水温によって越冬バスはシャロー側にいったり、ボトム側に落ちたち、移動することになります。
ブレイクは地形の変化するポイントであり、深いほう、浅いほう、両方に移動することができるポイントになるので、バスが居つく場所になります。
あとで釣れた状況は解説していますが、実際に釣れた場所のすぐ近くにあるブレイクを撮影した水中動画があるのでご参考下さい!
映像はフラット部分から映し初めて後半に映っているのがブレイク部分になります。
浚渫で狙うべき代表的なスポット:フラットエリア
上記ブレイク解説にすでに記載しましたが、浚渫でブレイクの上に上がるとフラットになっている部分があります。
フラットエリアは、水深が浅いので、ボトムよりもウィードが残っていることが多いです。今年はウィードが少ない年ですが、やはり木の浜浚渫のブレイクから上がったフラットエリアには少しだけ枯れたウィードが残っていて、実際こんな風になっています。(撮影日2018年3月22日)
このフラットエリアは、バスのフィーディングスポットになっていて、マズメ時や水温が上昇したり、ベイトが入ったタイミングでフィーディングのバスを狙う、絶好のポイントとなります。
上記を参考に、浚渫のボトムの形状や時間帯の変化を意識して、デカバスを狙って見て下さいね。
スイムジグで50アップを捕獲した状況解説
ここからは実際に釣れた状況の報告です。
釣果があがった時間帯:朝マズメ
この日は夜明け少し前(5時半くらい)から琵琶湖に出撃。真冬でも朝マズメはよく釣れるですが、今回も朝マズメに照準を合わせました。
なぜ朝マズメが釣れるかはバスに聞いてみないと分からないですが、闇から明に切り替わる大きな変化がバスのスイッチを上げることに繋がるのでは?と考えています。
釣果があがった場所:浚渫のフラットエリア
釣れた場所は上記で解説したフラットエリアです、フラット部分には枯れたウィードが残っています。
おそらくフィーディングに入ったバスがフラット部分にうろついていたんでしょう。ブレイクが終わってすぐのフラットエリアで釣れました!
釣果があがったルアー:スイムジグ
実は最初は雨が降って風が吹いていたので、クランクを巻いていたのですが、枯れ残りのウィードをフックで拾ってしまうので、スイムジグに変更しました。
レンジ的には水深は2Mくらいの所で、スイムジグ(バレッジスイマー1/2ozにドライブシャッド6インチ(ウォーターメロン)のセットでキャストをしてみました。
スイムジグはキャストして最初はゆっくり巻いて、ボトムに着いたと思ったらリトリーブのスピードを早めてボトムに当たるか当たらないというのを感じながら巻いていました。
すると回収する直前、トレースコースの軌道が変わったあたりに違和感を感じ、コツコツというバイトがあったので、フッキング!
無事にフッキングが決まって上がってきたのはプリプリの50アップでした。
狙い通りの一発で楽しい釣行となりました。
釣れたのはフラット部分になりますが、後からブレイク付近に水中カメラを入れてみると、別のデカバスの姿が。
少し分かりにくいですが、真ん中より少し左よりにうろつくデカバスの姿がうっすらと確認できます。
木の浜浚渫はおかっぱりでもブレイク付近を狙える場所は数多くありますが、フローターであれば、トレースコースや通し方も狙って釣りができるので、めちゃくちゃ楽しいです!
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釣りをする時はローランスの魚探画面をご紹介して、浚渫の詳細を解説しながら釣りが可能です。また、魚探画面はワイファイ経由で無料でレンタル可能なiPadの画面でリンクして釣りしてもらえるので、わざわざガイドの魚探を見なくてもどんな場所で釣りしているのか手元のアイパットの画面を見ながら確実に把握して釣りしてもらえます。
ポイントの様子を水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。
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