【琵琶湖釣果】冬バス1時間で50UP2本釣れた日とボウズ日の違い検証

氷点下の寒さでガイドが氷り、雪が降り積もる真冬の琵琶湖。気温、水温共に1年で最も下がり、釣果的にも厳しい日々が続いています。

そんな中、フローターの釣りといえども、ボウズを食らった日もあるのですが、先週の釣行ではなんと、1時間で50UPが2本(56㎝3.5Kg、50㎝2.9Kg)の釣果に恵まれた日もありました。

今回は2日間の釣果を分ける要因について分析しましたので、皆さんのデカバスゲットの一助となれば幸いです。

ボウズとデカバス2本、釣果の明暗を分けた要因は?

冬は来たらデカい。確かにそうですが、何せ寒いです。穏やかな日は着込めば体は暖かいんですが、手だけはどうしようもない。特に、雨、風、雪の日ともなれば、手の感覚がなくなり、苦行の域に達します。それでもデカバスを信じてキャストを繰り返しますが、結局ボウズだった。それが冬の釣りですよね。前回、フローターガイドでゲストさんに来てもらった時は、残念ながらボウズだったのですが、その時の状況を解説します。

冬に釣れない最大の要因は「風表」

冬でフローターで釣りをする場合は魚がいる場所を特定するのは比較的簡単です。前回ゲストさんをご案内した時も、必ずバスがいるであろうポイントにプレッシャーない朝一番の状況で釣りをしてもらうことができていました。しかし、釣れませんでした。

魚探には確実にバスが映っていて、この日水中カメラでは確認していませんが、実績もありバスがいるポイントで釣りをしてもらっていましたが、反応がなかったんです。ちなみに同じポイントで別日に釣りした時は、バイトが3回あって、2本、40UP以上が釣れるというポイントだったのですが、釣れなかったです。

いろんな要素が考えられますが、一番の原因は「風」が吹いていたことと分析しています。過去、何度も一級ポイントで数回のキャストでデカバスが釣れていますが、場所、タイミング、ルアーを合わせて狙っても、風が吹いている日は釣れないことが多いです。正確には風が吹いていて、風表になっている日は確実にバスがいる所でも釣れる可能性は低くなる傾向があります。

もちろん、いろんな方法で検証したことがなく確証は得ませんが、フローターガイドにおいて釣れない日は風表で釣りをしている事が要因としてあげられます。

あと、もう1点釣れなかった要因は、プレッシャーです。前回ゲストさんと出かけた時は、おかっぱりアングラーが先に狙いたい場所にキャストをしていて、こちらの狙い通りにキャストをしてもらう事ができませんでした。案の定、おかっぱりアングラーはそのポイントで私たちの目の前でバスを釣り上げていて、ゲストさんに悔しい思いを味わってもらう事になり、ガイドとしてポイント選びが良くなかったと猛省しています。

ボウズを喰らった前の日に50UP2本、状況解説

風表でしかルアーをキャストできずゲストさんにボウズとなってしまった前の日は、単独でプラに出かけたのですが、なんと北湖の50UPが1時間で2本釣れるというウハウハの釣果でした。ゲストさん、ごめんなさいっていう釣果ですが、琵琶湖北湖クオリティのデカバス2本!その時の状況を詳しく解説していきます。

釣れた時間はこれまで過去のブログでご紹介の通り、朝6時〜7時の間です。正確には6時少し前になりますが、こちらが証拠映像です。分かりにくいですが魚探画面をみてもらうと、5時59分と6時52分と表示されていているのを分かっていただけますでしょうか?


この日は風がなく穏やかな日で、若干雪がちらついていました。ちなみに雪の日であっても冬バスは釣れます。雪の日はローライトで魚にルアーを見切られやすくなるからです。ウィードが減り、プランクトンが減少する事で水の透明度が高くなるのが冬です。日差しがある方が、透明度が高い場所が多い冬においては、バスがルアーを見切りやすくなります。雪の日は透明度が高くても、光量が晴れの日よりも落ちる事でルアーを見切られにくくなるから釣れる可能性が高まるというわけです。

ちなみに光量の違いを意識しルアーのキャストコースを変える釣り方について、詳細知りたければ以下のDVDをご参考下さい。琵琶湖のジョイクロにおいて誰もが知るプロアングラー大仲正樹さんが、ピンスポットでのキャストコースの使い分けについて解説しています。

おかっぱりでも応用できる冬バス釣果の上げ方

2月の厳冬期であっても、釣れる要因を抑えると確実にバスを仕留める事は可能ですが、それはフローターだからじゃないの?と思われるかと思います。確かにフローターこそ釣れる要素はありますが、それは釣れる「場所」にアプローチできるからであって、場所以外を除けば、おかっぱりでも十分釣果をあげられます。ではどんな釣り方をすればよいかについて、ご紹介しますね。

岬や河口を狙う

冬バスは夜から明け方にかけて、シャローにベイトが接岸するのでシャローので、おかっぱりでも十分チャンスがあります。シャローの中でも特に岬や河口付近はベイトの気配がムンムンの場所が多いです。

ある河口で、朝6時半頃、おかっぱりでも届きそうな場所でフローターを浮かべて魚探を確認すると、大量のベイトの反応が出ました。黄色い帯が全てベイトで、ベイトと同じレンジを漂うバスの映像が魚探にはっきりと映っています。おかっぱりでは分かりにくいですが、こんなふうに冬の河口はベイトやバスが集まるフィーディングスポットになり得ます。

朝6時から7時の間に釣りをする

冬の釣りは特に、時間帯が釣果に直結します。何度か別ブログでも紹介していますが、この時間帯以外は釣りをしなくてもいいくらいで、冬のデカバスに口を使わせやすいのが6時から7時、朝マズメの時になります。夕マズメは釣行に出かける事がほとんどないので、検証はできていませんが、冬の6時〜7時は他シーズンと比べても特に実績があります。

ラン&ガンで広範囲を探れるルアー=バイブレーションを選択する

冬バスは朝6時から7時はフィーディングモードに入っているので、目の前にルアーを通せば、高確率で食ってきます。しかし、おかっぱりの場合、岬や河口でキャストをしてもさらに他の要素を絡めてバスの居場所を特定するのは難しいです。

だからこそ、おかっぱりは難しいんですが、特徴をちゃんと抑えることを心がけて下さい。朝6時〜7時はベイトをバスがシャローで追いかけ回している事が多いけれど、バスの居場所は特定できない。でもルアーを目の前にさえ通せば、口を使ってくれる。であれば、可能性のある場所をひたすらキャストするのが得策です。

広範囲に探れるルアーの代名詞といえば、バイブレーションです。朝6時から7時は夜明け前だったり夜明け後で薄暗い状況なので、ラトル音や振動でアピール力の強いルアーの方がバスに気づかれやすくて釣れるんです。スピナベはどう?と思われると思いますが、スピナベはフィラッシング効果でバスにアピールできる要素があり、夜明け前後ではバイブレーションの方がアピール力が高い事と、ウィードが減少している冬の場合、トリプルフックでも通しやすくバイトした時にもバラしにくいという事を考えると、バイブレーションこそがおかっぱりでおすすめのルアーになります。

ルアーは違いますが、アノストが釣れる理由にも「振動する」という共通項があります。アノストはルアーの形が丸ではなく、扁平(平べったい部分がある)で扁平部分があるのでアクションを加えると水を押してブルブルと振動する事でバスにアピールしてくれるから良く釣れるんです。根掛かりしない場所であれば、アノストでなくてバイブレーションでも釣れると思います。

ということで、冬の釣りの特徴を抑えて、真冬の痺れる一発をぜひゲットして下さいね。

まとめ

いかがでしたか?冬はバスがフィーディングに入る時間が短くなり、小バスがシャローから離れて居ても口を使わなくなるので、バイトが少なく厳しく感じるかも知れませんが、狙って確実にデカバスを釣る事ができる季節なので、皆さんもそれぞれのお気に入りのルアーでデカバスをゲットして下さい。

ポイントの様子を水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。



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