春のべた凪、暖かい日。今日は釣れそうとデカバスを期待していざ釣りに出かけてボウズを食らった経験はありませんか?
4月1日にゲストさんの要望で北湖東岸ロックエリアに出かけ、結果ボウズでガイドとして悔しい思いをしたのですが、ゲストさんには釣れない原因が分かり満足だという優しいお言葉をいただいたので、なぜ釣れなかったか?について皆さんにも参考いただける形で報告いたします。
ブログの最後には、なんと、7匹のデカバスがフィーディングで群れている大興奮の水中動画がありますので最後までブログを読んで下さいね。
パッと読むための目次
北湖東岸ロックエリアの状況:2018年4月1日
4月1日のデータはこんな感じ。
薄曇り/微風
気温 7/大潮
水温 瀬田川 13.7
琵琶湖大橋 12.2
安曇川沖 9.3
5点平均水位 +3
洗堰放流 150
風がなく曇ってて出かけた朝マズメ。めちゃくちゃ釣れそうな状況だったのですが、釣りに行った時の状況をもう少し詳しくご紹介します。
水深3〜5M、ロックエリアの岬周辺
北湖東岸ロックエリアはおかっぱりでも狙える場所が多いのが特徴で、おかっぱりからキャストして届く水深はだいたい3〜5Mくらいのレンジがほとんどです。
フローターガイドでご案内したポイントもおかっぱりからギリギリ届くポイントを選択しました。
ちなみに北湖東岸ロックエリアはおかっぱりには超オススメのポイントになります。
詳しくは、北湖東岸ロックエリアおかっぱりで特大バスを釣る具体的方法のブログに記載していますのでご参考下さい。
バスに追われるベイトフィッシュ?ボイルの嵐
ポイントには朝マズメに到着。
到着と同時に4月にも関わらずボイルが!
曇天、無風というシチュエーションでもあり、朝から釣れそうな雰囲気がムンムンです。
ゲストさんにはしばらくネコソギをキャストしてもらいましたが、予想に反して、反応はありませんでした。
バスは大きなルアーを使う方が、大きいバスが釣れる可能性があるのと、まだ4月1日で水温的には厳しいので、スローなアクションができるネコソギを選択してもらいました。
しかし、ネコソギでは残念ながら反応はありませんでした。
釣れなかった要因分析
ポイント、時間帯、ベイト、ルアーの選択、キャストの技術。全てが揃わないと、デカバスが釣れないのがバス釣りの難しさであり、面白さです。
今回は、ポイント、時間帯、ベイト、キャストの技術は満たしていたのに、「ルアーの選択」が誤っていたのではと考えていますが、釣れなかった要因を振り返ってみようと思います。
ベイトフィッシュにマッチした早いルアーを選択していなかった
こんな感じの魚探映像がたくさん映っていました。
北湖のこの時期のメインベイトは氷魚だと思われます。
岬で水通しがよい場所であり、かつ、早朝の時間帯だから氷魚ではと考えたというのが根拠です。
冬のおかっぱりで釣果を最大化する条件まとめというブログに詳細解説していますのでご参考下さい。
本当に氷魚だったかは分かりませんでしたが、岬周辺でもベイトが映る場所が様々であったことは事実で、後から振り返ると、ベイトの動きが非常に早かったことは間違いないです。
マッチザベイトであるためには、動きの早いルアーを選択すべきだったのかもしれないのに、ネコソギでスローに狙ってもらった事は、ベイトの動きとリンクしていなかったので、バスに食ってもらえなかった可能性があります。
透明度が高いため見切られていた
今回、出かけたポイントは北湖です。
北湖は南湖に比べて水がクリア傾向なのですが、この日、肉眼で見ると透明度が高いかははっきり分かりませんでした。
あとから水中カメラを投入することで、透明度が高い事が分かったのですが、透明度が高い状況で、ネコソギをゆっくり動かしてもらっていたので、バスがルアーだと見切っていたのではと考えています。
水中カメラでポイントを確認する事の大切さ
というわけで、釣れない要因はルアーだったと考える根拠は振り返りできましたが、ルアーの選択が間違っていたと正しく分析するためには、水中カメラ、水中動画がないと正しく分析できませんでした。
琵琶湖フローターガイドサービスでは、360度カメラを使って水中の様子を詳しく解説するおそらく全国で唯一のサービスを提供していますが、実際に撮影した水中動画をご紹介しつつ、水中カメラでポイントを確認する事の大切さについて記載したいと思います。
ボイルがベイトフィッシュを追うバスだと確認できた
この映像は、あとから気づいて大興奮でした!
ちょうど、朝マズメが終わってゲストさんに一通りキャストしてもらった後にカメラを投入し、ガイドが終わった後に映像を確認したのですが、ルアーには一切反応していなかったのに、7匹のデカバスが群れて泳いでいる姿が確認できました。
魚探にはバスが映っていたので、朝イチに起こっていたボイルはバスだろうと思っていましたが、水中映像を見たらボイルがバスであった事に確信が持てました!
ということで実際の映像をどうぞ。
なお、映像は360カメラを使っていて、カメラが前と後、2つレンズがついていて、前と後ろの映像を同時に映した映像となっています。
ロックエリアにつくエビの姿も確認できた
また、終了間際に別のポイントでも水中カメラを投入しました。
すると、水中にあるゴロタ石にエビが映っているのが確認できました。
実は終了間際に、おかっぱりの方が良いバスを釣っている姿を目撃したのですが、おかっぱりの方が釣れた魚はこういったゴロタ石にいるエビを狙いにおかっぱりからでも届く範囲をうろついていて、釣れたのではないかなと思います。
次の釣果に繋げるための対策
最後に、今回の反省をふまえて、ゲストさんにデカバスをゲットしてもらうために対策をまとめてみます。
ルアーの種類を変えてベイトフィッシュを演出する
今回、ルアーローテーションで早いベイトを意識したルアーさえキャストしてもらっていれば、釣れていた可能性は大きいです。
釣れない=バスがいないと思いがちですが、バスがいるのを前提に、遅い動きのルアーを選択して口を使ってくれないのであれば、早めの動きのルアーをキャストするというのが、あらゆるルアーを選択できるバスフィッシングにおいて重要であると改めて認識できました。
今回の状況でいうと、スイムジグやジャークベイトなどが良かったと思われます。
水深5Mで4M付近、ボトムから少し上のレンジにバスがいる状況で、ウェイトを5/8oz以上の重ためのものを選択し、早めに動かす。
というのが、マッチザベイトを意識したルアーの選択だったと思います。
もしくは、透明度が高く風もなかったので、ジャークベイトが活きるシチュエーションが整っていたので、食性とリアクション、両方の要素で釣れるジャークベイトを選択してもらう事が重要だったと思います。
水中カメラ投入のタイミングを早める
先述の通り、水中カメラで水中の様子を確認する事が最も正確に水中の様子を把握し、デカバスを釣ってもらえることに繋がります。
プレッシャーをかけないようにという考えで水中カメラを投入するのを遅らせる事が多かったのですが、少しポイントをずらしてカメラを投入するなど対応すれば、その日のポイントの状況が正確に把握できるので、もう少し早く水中カメラを投入しようと思います。
まとめ
いかがでしょうか?琵琶湖北湖東岸ロックエリアは、デカバスとベイトがたくさん集まりロケーション、デカバス実績共に、日本有数のポイントです。
ポイント、時間帯、ベイト、ルアーの選択、キャストの技術。みなさんも本ブログを読んだのをきっかけに、全てを揃えて狙ってデカバスゲットをしてもらえたら嬉しいです。
ポイントの様子を魚探、360度水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。
コメントを残す