3時間で5kg61㎝と56㎝3.5kg他、2バイト(うち1匹は50㎝オーバーのジャンプバレ)と炸裂した先日の真冬のフローターガイド。12月から9回釣行でボウズ2回と好調の背景にあるパターンを大公開します。
なお、理解いただきたいのですが、このブログは釣果を自慢したくて作成したのではなありません。ガイドを名乗っているのに、せっかく料金を出してご利用いただいたゲストさんに釣ってもらえず、悔しい思いをした事は何度もあります。
パッと読むための目次
冬バスの特徴、生態とは?
バスフィッシングをする上で最も大切なのは、バスの特徴や生態を知ることです。バスの特徴、生態を知ることが優先順位の一番上に来て、バスに合わせてルアーの選択や動かし方を決めることが釣果を伸ばす秘訣です。では、冬のデカバスについて知るべき特徴、生態は何なのでしょうか?まずは、冬バスの特徴、生態についてご紹介します。
冬バスの特徴、生態1:フィーディングが短い
フィーディングは短いですが、どんな日であれバスは確実に食ってきます。先週、今週は氷点下の日が多く、ガイドが凍ってしまう程、強烈な寒さに見舞われました。
でも、どんな天候でも釣りに行きたくなるのがアングラーのサガです。文末に紹介するロクマルを釣ってもらった日とは事なる先々週のある日、どうしても釣りに行きたく、色々調整して釣りに出かけて、朝マズメにあるポイントに到着してここはバスがいるだろうって所にキャストすると、一撃で55㎝のデカバスのキャッチに成功した事がありました。
何度かブログで紹介していますが、実は真冬は狙った場所にキャストが決まると3投以内に釣れたことが何度もあります。面白いのは、タイミングによって釣果が変わることで、ここは居るだろうという場所に朝マズメ以外の時間にキャストしても、全く反応がないんです。
また、別のポイントでは、1箇所で朝マズメだけ、3キャストして3バイトがあり、マズメを過ぎるとパタッとバイトがなくなるという事も経験しています。なので、冬はフィーディングタイムが非常に短く、特に朝マズメがチャンスでそこを逃すと魚を食性で食わせるのは難しくなります。
じゃあ、朝マズメって何時なの?という疑問が湧いてくるかと思いますが、具体的には朝6時〜7時です。私の経験上、この時間帯は最も冬のバスの食っ気が高まり、バスをキャッチし易くなるので、朝6時から7時は魚にバイトさせる絶好のチャンスだと思って下さい!
冬バスの特徴、生態2:1箇所に固まる
冬バスはディープエリアに固まる傾向があります。以前もお伝えしましたが、バスは変温動物で自分で体温の調整ができないので、急激な水温変化は負担が大きいので水温が安定しやすいディープに集まるというわけです。南湖の場合、チャネルラインのウィードが生え残ったり、ベイトが溜まっている所、北湖の場合も漁礁やロックエリアの急深な場所に集まります。
なお、水温がより高いディープエリアはどこか?という事になると、答えは北湖です。北湖の方が水量が多くて、強風や雪が流れ込んでも水温は急激には下がりません。先週の北湖のディープエリアでは水温が8度以上あり、南湖の南エリアが5、6度しかないのと比べて、水温が高い状態が続いています。
北湖のディープエリアに場所を特定すると、バスがいる場所にはリーチできます。ただ、バスが居ても朝マズメなどの時間を逃すと、バスは食性では口を使ってくれません。なので、食性ではなくリアクションで食わせるメタルバイブ等の釣りが活躍してくれる状況になります。メタルバイブの使う状況はブログの後半にご紹介しています。
冬バスの特徴、生態3:小さいバスが口を使わなくなる
冬は厳しい、冬は来たらでかい。よく聞くフレーズですが、なぜ冬は来たらデカイかを考えた事はありますか?実は冬は小さい魚が口を使わなくなる傾向が高いんです。冬以外のシーズンであれば、おかっぱりでも小さいバスが岸近くにたくさん集まって、しかも口を使ってくれるので、坊主ではない事もあると思います。例として、秋に撮影した水中映像をご紹介しますが、岸から届く距離に小バスがたくさん群れています。
残念ながら冬に同じ場所でバスの集まり方を撮影した映像はないですが、小バスは特に変化が激しく環境が厳しいシャローからは姿を消してしまいます。また、南湖でボートで沖の方に行って小バスが集まる場所を見つけたとしても、小バスは体力がないので、口を使わせるのは難しく、小バスが釣れる事がほとんどなくなります。冬が厳しい。その言葉の裏には小バスがバイトする事がほとんどなくなるので、坊主になる事が多くなるという意味が含まれているのをご理解下さい!
冬に釣果を上げるデカバスパターン
さて、ここでこれまでお伝えした特徴を踏まえて、どんなルアーをどうやってデカバスを狙うかについてご紹介します。
冬バスパターン1:時間帯にルアーを使い分ける
私の場合は、朝6時〜7時の間は、ビックベイトとネコリグで何度も冬のデカバスを釣った実績があります。ちょうど1年程前には、取水塔エリアでネコソギを投入してすぐにバスが釣れて、その後、アノストを通すと別のデカバスが食ってきた事もあります。また、先日ガイドでご案内したゲストさんは、朝6時位にキンクー13inのネコリグでポイントに到着して5投もしないうちに56㎝、3.5kgのデカバスを釣らました。これらの釣れた状況のルアーに共通するのは、2つあります。1つはボトムをトレースするルアーである事。そしてもう一つはアピール力が高い事です。冬の朝6時〜7時というと、ちょうど夜明け前後で暗かったり、夜が明けても陽が登る前で光量が少ない状況です。そんな状況に存在感のある、ビックベイトやボリュームのあるワームのネコリグでそこをトレースしてルアーを操作すると、デカバスに食わせられるチャンスが高くなります。アノストの場合は、アノストの7inかアノストファットがよく、色は特に黒がおすすめで黒でなくてもスカッパン系のシルエットがはっきりするカラーが特におすすめです。
また、7時を過ぎると使うルアーはメタルバイブなどのリアクション系が良いです。上記で56㎝をゲストさんに釣っていただいた釣行は、2名のゲストさんとご一緒させてもらったのですが、別のゲストさんは惜しくもバラしましたが、7時をすぎてからデラクーの1ozで50㎝のフッキングに成功し、その後、メタルバイブでロクマルのキャッチに成功されています。ですので、時間帯によって、使うルアーを使い分ける事が、冬のデカバスを釣り上げる上で大切な事になります。ロクマルが釣れた状況については、後ほど詳しく解説します。
冬バスパターン2:バスが口を使う理由を理解して釣り分ける
ある釣行ではこんな事がありました。ゲストさんにアノストネコで50㎝overのデカバスを釣ってもらったのですが、その後、ポイントを移動しました。
そうすると、移動したタイミングで別のボートが同じポイントに入って、ネチネチとしつこくキャストを繰り返していると、竿が曲がり、遠巻きにデカバスが釣られたのを目の当たりにして悔しい思いをした事がありました。冬は特定の場所に魚が集まり易いので、ここはバスがいると確信できるピンスポットであれば、粘って釣りをする事は非常に大切な事になります。
ただ、バスが口を使う理由は様々だという事を理解しながら、キャストをする事が実は重要になります。食性で口を使う以外に、バスに怒りで口を使わす、防衛本能を刺激して口を使わす等、実はバスがルアーにバイトするには様々な理由が存在します。怒りで口を使わせるためには何度も同じルアーをキャストするという事が重要になってきます。ですので、最初にゲストさんが釣ってくれたのは食性で、その後別ボートアングラーが釣ったのは、怒りで口を使った可能性が高いです。
バスがどんな理由で口を使うか?を知りたい方はぜひ、以下のDVDをご参考下さい。バスの生態を知るのに非常に勉強になるおすすめのDVDです。
【釣果】5キロover、ロクマルを捕獲してもらった状況の詳細解説
ということで、これまで冬バスの生態や釣り方についてご紹介してきましたが、ここからは先週ゲストさんに5キロoverのロクマルを釣ってもらった状況についてご紹介します。
時間は8時頃
これまで説明した通り、ガイドで既に朝7時のフィーディングタイムが過ぎていて、バイトがなくなったので、別のポイントに移動しようと判断しました。ちょうど別のポイントについた時には8時前くらいの時間となっていました。
狙った場所はディープエリア
ちょうどフィーディングの魚が岸近くから離れて、ディープに移動したのではという事を想定し、ゲストさんには水深のあるディープエリアを狙ってもらう事に。魚探をみるとディープにベイトも写り、良い感じに魚が溜まっている映像で、期待が高まります。
使ったルアーはオーバーライド、1/2oz
水深8Mのディープエリアなので、メタルバイブを選択してもらいました。8Mの場合、1/2ozくらいの重さがちょうどおすすめです。メタルバイブは実績と信頼のオーバーライドを使ってもらう事に。ボトムをとってもラインが絡みにくく、リフトした時のブルブル感が竿に伝わり、初心者にも扱い易い超おすすめのメタルバイブです。
ゲストさんにオーバーライドをキャストしてもらうとすぐに反応が。上がってきたのは、目ん玉出まくり、5キロover、正真正銘、北湖クオリティのロクマルモンスターでした。ゲストさんの自己記録を大幅に更新し、最高の一匹を釣っていただき、ガイドとしても至高の喜びを味わせてもらいました。ロクマル釣られたKさんと、夜明け時に3.5kgを釣ってもらったHさん、本当にありがとうございました!
まとめ
いかがでしたか?冬はバスがフィーディングに入る時間が短くなり、小バスがシャローから離れて居ても口を使わなくなるので、バイトが少なく厳しく感じるかも知れませんが、狙って確実にデカバスを釣る事ができる季節なので、皆さんもそれぞれのお気に入りのルアーでデカバスをゲットして下さいね。
ポイントの様子を水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。
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