フローター釣りメリット|日本唯一のフローターガイドが徹底解説

琵琶湖フローターガイド写真

フローターは試乗できる場所が無いので、興味があっても正確な情報が得られなくて困りますよね?

  • フローター釣りのメリット、デメリットは何?
  • フローターで釣りする場合、どんな事に気をつければいい?

そんな素朴な疑問にお答えし、通算400回以上琵琶湖でフローター釣りを体験している日本唯一のフローターガイドとして、フローター釣りについて語ります!

フローター釣りのメリット


フローターでの釣りは、今すぐにでも釣りに行きたくなるような、様々なメリットがあります!

ボート営業時間外に狙える

フローターの最も大きなメリットは、ボートの営業時間外に釣りができることです。

デカバスを釣るためには、人的プレッシャーを取り除くというのが、大きな要因になります。

琵琶湖等のレジャーフィッシングがさかんな場所においては、ボート営業時間外に釣りをすることでしか、釣れないデカバスが数多く存在します。

この動画は2019年6月中旬に琵琶湖で釣ったデカバスとのファイトシーンですが、時間はボート営業外の時間帯でした。

そんなデカバスを狙えるのは、フローター釣りの最大のメリットです。

安全性が高い

上記メリット、営業時間外に釣りができるのは、フローターでの釣りが極めて安全性が高いからです。

フローターはずっと座った状態で釣りをするため、釣りをしている間、安定して釣りができます。

ボートの曳き波、白波が立っても転覆の恐れや恐怖を感じたことは、過去400回以上のフローター釣りにおいて、一度もないです。

プレッシャーをかけずにアプローチができる


これは、ボート営業時間外に釣りができるというメリットとは少し意味が異なります。

おかっぱりの方は、釣り始めに岸際に立たないというのを聞かれたことがあると思います。

バスが釣れない大きな要因に、プレッシャーをかけてしまう点が挙げられます。

ボートだと、エンジン、エレキでプレッシャーをかけてしまって、バスが口を使わなくなることがあります。

フローターの釣りは、フィンでアプローチするので、プレッシャーがかからずに、デカバスを釣りやすい状況で釣りができます。

浮いてるだけで気持ちいい

誰もいない湖の上で、朝日を見て、そこら中にボイルが発生しているシーンを想像して下さい。

フローターはそういったシーンを再現できる点が大きな魅力です。

フローター釣りのデメリット

どんな釣りもメリットがあればデメリットも存在しますが、自らの体験をベースに、フローターのデメリットについてご紹介します。

チェイスが見えにくい

フローターの釣りは座って行う事が分かる画像
どんなフローターでも、必ず座った状態で釣りをする事になります。

ですので、視点が低くなるのが必然となり、チェイスはほとんど見えないことが、第一のデメリットになります。

トイレに行きにくい


このデメリットも悩ましいです。

朝マズメに釣りをする場合、朝は腸が活性化する人も多いと思います。

小は何とかできます。

ただし、やり方によっては、ウェーダーにかかることもあります。

大をフローター上で行うことは、ほぼ不可能です。

快適なフローター釣り=事前にトイレに行ったり、乗る前に飲み物の量を抑えるということが大切です。

寒い季節でフローター釣りをする場合は、トイレに行く頻度が高くなるので、特に注意して下さい。

タックルに制限がある

フローターで快適に釣りができるのは、3本まで位です。

本数が多いと、ロッド同士が絡まったり、フックがライフジャケットにひっかかったり、ロッドをロストする可能性もあります。

私も400回以上フローターで釣りに行っていますが、過去1度だけタックルを落としてしまい泣きそうになった経験があります。

タックルの本数が限られるは、フローターのデメリットの一つです。

移動スピードが遅い

フローターの移動は基本的に、フィンかオールになるので、移動スピードは遅いです。

野池でフローター釣りをする場合は大きな問題はありませんが、琵琶湖等の大きなフィールドでは、移動スピードの遅さはデメリットになり得ます。

移動スピードを早めたい人は、エレキ化をオススメします。

フッキングが難しい

フローターは、足が地面についていない状態で釣りをする事になるので、フッキングに力を乗せにくいです。

  • バイトがあって合わせるまで5秒くらい遅らせるくらいでフッキングする
  • フッキングする前に竿を水面に近づけて合わせ代をつくる
  • 合わせる時はロッドの幅を大きく動かしてフッキングする

といったフッキングが必要です。

フローターと他乗り物との釣り方比較

フローターの釣りに興味がある方は、ゴムボートやフロートボート、カヤックにも興味があるかと思います。

そういった乗り物との比較については、フローター(主に旧ゼファーボート、現バイソンウェーブ)と他乗り物と比較したブログをご参考下さいね。

フローター釣りに必要なもの


フローターの釣りにおいて、基本となるアイテムをご紹介します。

タックル(適切なロッドの長さ)

フローターガイドで一番ゲストさんから質問が多いのは、ロッドの長さです。

フローターの釣りは竿が5フィート代等、短い方が扱いやすいですが、6フィート代でも、問題なく1人で釣りできます。

ただし、6フィート後半や7フィート超えてくると、リグの結び変えが難しくリールが水に浸かってしまう事があったり、ランディングが難しくなります。

ランディングは1人でできなくないですが、ランディングネットがある方が無難です。

ウェーダー

ウェーダーは、フローターの釣りにおいて、夏以外は必須アイテムです。

ウェーダーの素材は、ナイロンとネオプレーンがあり、ナイロンでも年中可能ですが、冬は何重も着込む必要があるので、大きめのサイズが良いです。(特に足先は冷たいです)

冬はネオプレーンのウェーダーが良いですが、上記記載の通り、着込むのでサイズは大きめのものを選んで下さい。

私は身長168センチで、足が26.5センチですが、冬は2Lか3Lのネオプレーンウェーダーを着ています。

なお、ウェーダーは消耗品なので、安いもので十分です。

夏にフローターで釣りをする場合は、水着できます(ただし、フィンはマリンブーツの着用が必要になります)。

フィン

フィンもフローターの釣りに必須アイテムですが、フローター用のフィンが使えるのはもちろんですが、実は、ダイビング用のフィンでも代用できます。

ダイビング用のフィンのメリットは以下の通りです。

  • 推進力がUPする
  • 落下防止の紐なしでも落ちない

ただし、ウェーダーに着用するためには、26センチならLサイズといった大きめのものを選ばないと、ストラップが装着できないのでご注意下さい。

日よけグッズ

フローターの釣りは、水面からの距離が近く照り返しが強いので、顔を布で覆ったり、偏光グラスの着用をおすすめします。

帽子もあれば、天候にもよりますが、快適にフローターで釣りができる時間が長くなります。

フローターに適した釣り場

フローターは、

  • エレキ対応フローター
  • エレキ非対応フローター

の2つにわかれます。

2つの違いは、エレキつけられるマウント(=エレキを固定する台)がメーカーから発売されているか、否かの違いです。

それぞれによって適した釣り場が異なるので、その点を解説します。

エレキ対応モデル エレキ非対応モデル
釣り場 ダム、湖、海 野池
移動距離目安 200M以上 〜200M
備考 ・2km沖に出ても安定して釣りができる
・ボートの引波、白波立っても危険は感じない
がフローターは上下する
・エレキマウントはつけっぱなしでも大丈夫
・エントリーまで50Mくらいなら十分運べる
・他ボートの往来がある釣り場で沖に出る場合は旗などの目印がある方がおすすめ
・軽くて運びやすいので小規模野池にはおすすめ
・車に空気満タンで積んだまま、野池をランガン等もできる
対応タイプ H型(V型) H型(V型)、O型、U型

琵琶湖で釣りをする場合、私のイチオシはエレキ対応フローターの代表モデルであるBW168VT-TSになります。

  • 駐車からエントリーするまで15分くらいでエントリーできる(エレキマウントが小さくてつけたままでOK)
  • 2M沖まで行っても全く危険は感じない
  • 下物や木浜などを選べば短い移動距離でも狙ってデカバスが釣れる
  • 移動スピードは55ポンドエレキで最大時速5km(琵琶湖大橋を15分くらいで渡れる)くらいスピードが出る
  • ライブスコープ、ハミンバードメガ360、ローランスHDSライブ、私は3つの魚探を1台に搭載しているが問題なく釣りができる

ということで、移動スピード以外は、バスボートとほぼ同水準の釣りが展開できるので、一級ポイントをプレッシャーなく狙えるメリットを考えると、限られた時間で再現性高くデカバスを釣るのに、最も適しているのが、BW168VT-TSになります。

今なら、BW168VH-TSが値上げ前の旧価格+ラバーネットズーム付きで実質19,800円割引の限定キャンペーンを実施していますので、ぜひご購入ください。

なお、バイソンウェーブのエレキフローターは168と175がありますが、2つの違いについての詳細は別ブログに記載していますので、ご興味ある方は併せてご参考ください。

フローターの種類

フローターは形状の異なるいくつかの種類のものがありますが、大きく分けると3種類あります。

ここではその違いについてまとめてみます。

H型フローター(V型フローター)

最もおすすめが、H型のフローターです。

  • オールを漕いだ時のスピードが速い
  • 後ろに荷物をおくスペースがある
  • O型フローターより座位が高い

というのが特徴です。

数あるH型フローターの中で、特に琵琶湖において最も乗られていて、私のガイド艇でありオススメなのが旧ゼファーボートのH型フローターです。

バイソンウェーブフローターBW158VH−T

残念ながらゼファーボートは廃業になっていますが、会社、ブランド名変更になり、バイソンウェーブというメーカーで、ゼファーボートと同品質のフローターを入手する事ができますので、ぜひご参考下さい。

H型とほぼ同じモデルとして、V型モデルがあり、私のガイド艇はH型とV型のエレキ対応モデルでガイドをしています。

O型フローター

フローターの中でも、コストパフォーマンスと軽量性に優れているので、野池等で使うおすすめのフローターがO型フローターになります。

ただ、乗降しにくく、またいで乗るので落水の恐れがあり、水の抵抗を受けやすく進水スピードが遅いので、琵琶湖等のビックレイクでの使用はオススメできません。

U型フローター

H型と似た形状で、H型より比較的安価に購入が可能です。

ただ、収容力・オールやフィンでの移動スピードは、H型フローターに分があります。

フローターでコスパ最強なのがバイソンウェーブ製品

私は、ドッペルギャンガー、リバレイ、BEEなどの色んなフローターに乗った経験がありますが、最もコスパが良くて安全性が高いのは、バイソンウェーブの製品です。

なぜなら、壊れないからで、2016年から熱溶接で製造されて以来(以前はゼファーボートで製造されていた)、修理の相談が1件も来てない程、長持ちします。

値段が高くて躊躇されるかもしれませんが、長い目で見て、安全かつ快適にフローターでの釣りを楽しみたい方は、ぜひ、バイソンウェーブ製品ご購入を検討してください。

過去500回以上乗っていますが、トラブルはありません。

フローターで釣りをする場合の注意点


皆さんがフローターの釣りを楽しんでもらうために、注意して欲しい事を記載します!

エントリーが最も危ない

DSC_0007

フローターは釣りをしている間は、安全に釣りができますが、エントリー前後が最も危険です。

例えば、琵琶湖南湖東岸等のポイントは、護岸されているため、岩に苔がついて非常に滑りやすくなっています。

風が強い時、岸に向かって風が吹いている状況の場合、岸際に打ち付けられると何もできなくなるので、場合によっては、ロッドが折れたり怪我をする可能性があります。

また、風が沖に向かって吹いている時、岸際にフローターを置いておくと、流されてしまい回収できなくなってしまうこともあります。

いろんな点で、エントリー前後は細心の注意を払って釣りをして下さい。

風に注意

上記と重複する部分もありますが、異なる点もご紹介します。

風が強いと、琵琶湖等の大きな釣り場所で釣りをする場合、岸に戻れなくなる可能性があるので要注意です。

GPVという天気予報サイトは、風の予報を知る上で最も信頼できるサイトですので、ご参考下さい。

フローターをエレキ化すると、風に対する不安は大幅に軽減されますので、エレキ化も検討してみて下さい。

まとめ

フローターの釣りは、非常に良い条件を重ねてデカバス釣果を上げやすく、安全性が高くて独自の楽しさがあります。

みなさんもぜひ、フローターの釣りを楽しんで下さい!

ガイド利用有無に関わらず、何でもお応えしますので、フローターに対するお問合せは、日本で唯一のフローターガイドである、琵琶湖フローターガイドにお問合せ下さい。
琵琶湖フローターガイド写真
少しでも多くの方にフローター釣りの楽しさを知ってもらいたいです!

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浚渫画像マップ一部