まだまだウィードが少ない2018年春の琵琶湖南湖。
スポーニングを終えたバスは、取水塔、一文字などの様々なストラクチャーについている傾向があります。
ストラクチャーを狙って数々のデカバスを捕獲した実績を元に、具体的なノウハウをご紹介します!
パッと読むための目次
スラクチャーバスに対してのバスの居場所
バス釣りで一番重要なのは、バスがどこにいるか?です。
ということで、今回のテーマはストラクチャーなので、ストラクチャーにおけるバスの居場所についてまずはご紹介します。
アフターのデカバスはストラクチャーにタイトに寄り添う
このブログをアップした2018年5月下旬頃、南湖ではアフタースポーニングの状態のバスの割合が最も多い時期になります。
スポーニングを終えたバスは体力が弱っている状態のバスが多いです。
ですので、ストラクチャーでも、特にタイトにバスが付いている可能性が高く、取水塔なら柱や中心部にある基台、一文字なら水中にあるゴロタ石の切れ目といった場所にバスがいる傾向があります。
琵琶湖の取水塔には、こんなふうにゴロタ石が転がっていて、バスの付き場になっている取水塔があります。
ウィードが生え始めるとバスはストラクチャー離れる事もある
なお、5月中旬になってくると、南湖のストラクチャーの周りのウィードも、伸び始めて高さが出てきます。
ウィードが生えるといっても、バスが取水塔周りの柱や基台を好む事には代わりありません。
しかし、ウィードが生えると、ウィードにベイトがたまったりする事もあり、ストラクチャーにタイトにつくのではなく、少し離れてつく傾向があります。
ということで、ストラクチャーの周りを回遊しているデカバスの群れの撮影に成功した水中動画をどうぞ!
ストラクチャー攻略時のキャストのコツ
ストラクチャーもウィードの生え方等によって付き場所が代わることをご紹介しましたが、釣りに生かす時にはどんなキャストの仕方をすれば良いでしょうか?
ということで、ストラクチャーに対するキャストの具体的な方法についてご紹介します。
平行キャスト
ストラクチャー狙いの一番有効なキャストは、ストラクチャーに対して平行にキャストする事です。
ここで定義しているストラクチャーとは、取水塔と一文字の事を示しています。
取水塔であれば、柱と柱を結んだ線に対して50㎝から1Mくらいの幅を目処にキャストするのが一番良い狙い方です。
取水塔のボトムにゴロタ石が入っている場合もあるので、最初1M幅くらいにキャストして、どんどん幅を狭くしてキャストする方法が望ましいです。
また、一文字の場合は、水中に2M幅以上、ゴロタ石が広がっている場合があるので、だいたい、2〜3M幅くらい離した距離を平行引きで狙うのがオススメです。
ダウンヒルキャスト
次にオススメがダウンヒルキャスト(高い所から低い所に落として狙う)です。
ダウンヒルキャストは、一文字、漁礁での狙い方になります。
一文字は平行キャストの方が効率よくバスの居場所にルアーを通せるのですが、例えば、一文字のエッジ付近などのピンスポットを狙う場合は、一文字に対して斜めにキャストしてゴロタ石の高さのある所から、フラットボトムに落としていく方法が有効な場合があります。
漁礁の場合は、テトラ漁礁、ゴロタ石漁礁、中空ブロック漁礁と様々な漁礁が存在していますが、根掛かり可能で比べるとダウンヒルとアップヒルは殆ど可能性は変わりません。
漁礁を狙う場合、魚が上に浮いている傾向がある時はダウンヒルで狙っていrくというのが効率的な狙い方になります。
アップヒルキャスト
一文字狙いで風が強いなどでうまくバスのいる場所にルアーを通せない場合は、一文字の根元にべったりついてアップヒルキャスト(下から上にあげてくる)が良いです。
ただし、フローターやゴムボートなど一文字の根元に近づけるものに乗っている場合に、やりやすい方法です。
漁礁の場合はボトム付近のレンジにバスがいるであろう時には、アップヒルキャストが良い狙い方になります。
キャスト一つで釣果は変わるのは間違いありません!
ダウンヒルキャストからアップヒルキャストに変えてもらって、ゲストさんに57㎝のデカバスを捕獲してもらった時の詳細レポートブログもあるので、ご参考下さい。
52㎝捕獲詳細レポート
ここからはゲストさんに52㎝のデカバスを釣ってもらえた日の詳細についてご紹介します。
概況
晴れ/微風
気温 11/中潮
水温 瀬田川 17.4
琵琶湖大橋 16.4
安曇川沖 14.9
5点平均水位 +17
洗堰放流 280
スライドフォールジグで捕獲、53㎝と52㎝
今回のポイントは、南湖のストラクチャーポイントです。
この日は初めてのゲストさんとの釣行です。
時期は2018年5月中旬。
アフターのデカバス狙いでストラクチャーポイントを選択しました。
ゲストさんに一番よい場所をキャストしてもらいつつ、ルアーの動かし方を説明がてらキャストすると、不覚にも私の竿にビックバイトが!
上がってきたのは、良型の52㎝のデカバスです。
スライドフォールジグの3.5g+ブルフラット3.8インチの組み合わせで釣れたのですが、スライドフォールジグは本当に良く釣れます。
なぜ、スライドフォールジグが効くかというと、答えはマッチザベイトだからです。
この時期くらいから、水中にはギルの稚魚が集まるポイントが出てきます。
特にストラクチャーの周りはギルの稚魚が溜まる事が多いです。
今回釣れた場所に水中カメラを入れてみると、多くのギルが発見できました。
こんなふうにギルが溜まっている場所では、スライドフォールジグの3.5g+スタッガーワイドの4インチやブルフラット3.8インチが良く効きます。
また、釣果を伸ばす最も基本の方法として、釣れた時と同じルアーをキャストするというのがあります。
私が釣れたので、すかさずゲストさんに、スライドフォールジグに変えてもらいキャストしてもらうと、待望のバイトが!
上がってきたのはブリブリの53㎝でした!
他、1本追加で3時間で50UP2本含む3本の釣果で楽しい時間となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口にストラクチャーと言っても、水中の形状や特徴に違いがあり、キャストの仕方一つで釣果が変わってきますが、ストラクチャーは絶好のデカバススポットになりますので、みなさんもデカバスをゲットして下さいね。
ポイントの様子を魚探、360度水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。