琵琶湖6月デカバス攻略|南湖、北湖で実践できるスキル大公開

梅雨入りは早いけど、水温上昇が緩やかで、例年よりウィードの生育は遅れている2021年6月の琵琶湖。

数もサイズも狙って釣果が上げやすい楽しいシーズンがやってきました。

6月の琵琶湖で釣果を上げるために必要な考え方を記載しますので、ぜひみなさんもデカバス捕獲を楽しんで下さい!

最近の釣果

2021年5月〜6月にかけてもよく釣れています。

この時期に生えているウィードとハードボトムが絡んだエリアで、ベイトである鮎を意識した、ライトキャロやノーシンカーで釣果が上がっている状況です。

フローター初めてのゲストさんが思わず笑顔になる釣りを展開していただけて、こちらも大満足です。

釣果を上げるために必要な考えについて、以下詳細解説していきます。

6月の琵琶湖バスの状態

2021年6月のバスで一番絶対数が多いのは、産卵を終えて回復するために積極的にベイトを追いまわす魚です。

  • バスにとって水温が通年を通して適水温である
  • 水温が上昇局面になる日が多い
  • 放流量が上がる事で横に動くベイトが南湖にも多く入ってくる、北湖のストラクチャーにもベイトがたまる

そういった状況が重なるシーズンが6月の琵琶湖なので、産卵から回復するために積極的にベイトを追いかけているバスが多いという事を、ぜひ抑えて下さい。

バスはどこで捕食するか?エビ藻、水面、浚渫の壁、ストラクチャー等を意識しよう

バスが捕食傾向にある事を抑えてもらった後、「どこで捕食するか?」という事をセットで抑えてもらうと、釣果を上げることができます。

南湖、北湖それぞれに分けて、6月のバスが捕食をする場所について紹介していきます。

南湖はエビ藻、水面、浚渫ブレイクが3大捕食ポイント

バスがどこで捕食するか?はシンプルで、「壁」で捕食すると考えてもらったらと思います。

6月の琵琶湖は例年より、壁が多くなるシーズンです。

どこが壁になりえるか?について、水面や浚渫(人工的に掘られた穴)のブレイクは、通年、ベイトを追い込む壁として成立します。

浚渫のブレイク付近には、こんなふうにバスがうろついていることが多いです。

一方で、6月ならではで意識してもらいたいのが、エビ藻の壁です。

エビ藻は、琵琶湖のウィードの中で最も高さと硬さがあるウィードなので、壁として成立しやすいウィードになります。

1年を通じてエビ藻の新芽が水面まで伸び始める時期が、ちょうど6月頃になります。

秋もエビ藻の壁は存在しますが、水温下降局面が多い=バスの活性が下がる傾向なので、今の時期の方が捕食シーンは多いというイメージです。

北湖は沖のストラクチャーがポイント

北湖は南湖に比べてストラクチャー(=漁礁、一文字、取水塔、沈船等)の重要度が高くなります。

なぜなら、エビ藻が生えている面積が狭い(=エビモが生える条件の水深エリアが狭い)からです。

もちろん、エビ藻が生える北湖の河口周辺等、南湖と同じくバスの捕食場所として成立はしますが、ストラクチャーや岬に絡んだブレイクなどがバスの捕食場所になり得ることをご参考下さい。

釣果を上げるための釣り方

今までお伝えした情報に加え、以下の釣り方を実践してもらえたら、デカバス釣果率は高まります。

南湖はトップウォーターや巻物が有効に

ボート営業時間外に釣りを楽しむゲストさん
前述の通り、6月の南湖はトップウォーターや巻物が有効になる条件が揃う時期になります。

詳しくは、以下のブログ見ていただけると、詳細ご紹介しています。

琵琶湖トップウォーター釣り方解説|デカバス釣果や水中動画を交えて

琵琶湖南湖でスピナーベイトが効く条件解説|54,40UP3本釣果報告

北湖はノーシンカーやフリーリグで狙う

北湖の場合、ストラクチャーに絡んだ釣りとなると、ストラクチャーをタイトに狙う、深さのある場所を狙う、縦の動きと横の動きを複合させた釣り方で狙う等の要素が釣り方に求められます。

北湖のストラクチャーが水深4〜5Mにあるものから、〜15Mと、南湖に比べて深い場所にあるため、

  • 深い場所にルアーを届かせないといけない
  • 届かせた後、横の動きを演出させるアクションが必要

ということになります。

それらを満たすのが、カバースキャットに代表される高比重系ノーシンカーワームや、5〜7グラムくらいのフリーリグ等が有効になってきます。

釣果を上げるためにできる事前工夫|ラインを巻きかえ結び直しを徹底しよう


最後は、初心者の方に特に覚えておいてもらいたい、6月にデカバスにフッキングできたのにラインブレイクしてしまう、悔しい状況を回避するための重要な事を2つご紹介します。

ラインは太めに

6月は例年で最もウィードが生育する時期であり、かつ、生育し始めるタイミングの時期でもあります。

5月までのラインの太さで巻きかえないと、せっかくフッキングできても、水面は思ったよりもウィードが繁茂していて、潜られて切られてしまったりする状況になり得ます。

7月、8月と、ウィードが水面まで生えていて目に触れやすい時期だと、ラインの太さを変える必要性に気づきやすいですが、6月は見落とすことも多いので、注意して下さい。

1匹釣ったら必ず結び直す

バス釣りを行う全アングラーに必須のスキルなのですが、どんな小さいバスでも必ず釣ったら結び直すという癖は徹底して覚えてください。

シーズン通して特に使用頻度が高いのは、フロロカーボンラインだと思いますが、フロロカーボンは、小さな擦り傷等があれば、そこからブレイクする事が考えられます。

面倒なのはよく理解できますが、結び直しは、ぜひこまめにお願いします。

まとめ

バスの活性が上がり、北湖でも南湖でも、色んなルアーでいろんな釣り方が展開できる楽しいシーズンが6月になります。

現在、ライブスコープ+ローランスLIVEでガイドをしていますが、近々、ハミンバードのメガ360を導入予定で、最強の魚探セッティングでガイドさせていただきますので、ぜひ、ご予約下さい。