最近琵琶湖で人気のフリーリグ。
当ガイドでは、フリーリグ主体にゲストさんに釣りをしてもらい、9月から毎週ガイドに行ってますが、ほぼボウズなしで、ゲストの皆さんに釣れまくっています。
どんな場所でどんなふうに使うのかを、最新魚探(ライブスコープ)も交えて徹底解説。
これを読めば、フリーリグマスターになること間違いなしです
パッと読むための目次
2020年9月〜10月琵琶湖での釣果
しばらくブログ更新していませんでしたが、フリーリグを中心に、よく釣れてます!
南湖、北湖共に、楽しいです。
フリーリグは効率よく狙えるノーシンカーと考えればOK
フリーリグは、ボトム付近をノーシンカーで狙える釣りだと考えてもらったら良いです。
ノーシンカーで釣果を上げた経験を持たれている方は非常に多いと思いますが、ノーシンカーは、水温が高めでバスが表層を意識している時程、釣果をあげやすい釣り方です。
水温下降傾向の秋冬以降、バスは深いレンジに落ちてきます。
深いレンジだとノーシンカーだと釣りにくいのですが、フリーリグなら、ボトム付近をノーシンカー状態で、バスに食わせの間を与えることができます。
シンカーの重さを調整すれば、いろんなレンジをノーシンカー状態で狙うことができるので、フリーリグは秋冬にこそ、実績を上げやすい釣り方だと言えるでしょう。
テキサスとの違いはスタック感
ペグどめをしないテキサスと、フリーリグは非常に似ていますが、シンカー形状が異なる事で、狙い方が微妙にことなります。
- 移動距離を抑えたり、すり抜けを重視して狭い範囲を狙いたい場合はテキサスを使う
- 移動距離を抑えず、広く探りたい時はフリーリグを使う
という感覚で、使い分けてもらったらよいでしょう。
琵琶湖で釣果を上げるためのフリーリグの使い所
春夏秋冬、フリーリグは色んな場所で活躍してくれます。
どんな場所で使うべきで、なぜフリーリグが良いのか?について、以下で詳しく解説していきます。
漁礁
琵琶湖の漁礁で最も魚がいるレンジは、漁礁トップから1M〜2Mの中層付近が多いです。
ライブスコープの映像をみると、上記レンジ付近、漁礁の上にベイトがいまくりの衝撃映像が写ります!
漁礁の上にベイトも、バスも集まるので、中層を狙いつつ、根がかりがしない攻め方をするのに、フリーリグは絶好の活躍をしてくれます。
浚渫のブレイク
琵琶湖の浚渫でバスがいるレンジを効率よく狙うのに、フリーリグはもってこいの釣りが展開できます。
浚渫のボトムは、深い位置ほどウィードがなかったり、ボトムにゴロタ石があったりするような形状で構成されていることが大半です。
バスがいるのはボトムにあるゴロタ石やウィードのちょっと上にいることが多いため、表層付近よりもボトムを重点的に狙うことが肝要になります。
なので、浚渫とフリーリグは非常に相性がいいです。
フラットエリアにあるハードボトム
例えば、琵琶湖南湖でいうと、みお筋周辺等がフリーリグを使うべきポイントです。
春の定番である、みお筋には、「ごはんですよ」と呼ばれるノリ状ウィードが生えていることがほとんどで、ノーシンカーやジグヘッドなどの釣りをすると、ワームが埋もれて釣りの効率が悪くなる場合があります。
そんな場所で、フリーリグを使うと、シンカーがボトムについてくれて、ワームがボトムの少し上を漂うようなアクションを再現できるため、フリーリグは使い勝手がいいです。
フリーリグのアクションは基本ズル引きでOK
フリーリグのアクションはとっても簡単で、基本ズル引きでOKです。
- ①キャストして着底まで待つ
- ②着底後、3〜5秒待つ
- ③ラインのたるみをとってからロッドを少し上げて(ズル引きして)再び待つ
- ②③を繰り返す
ズル引きの時に、ラインを張りすぎず少したるませることを意識しながら、アクションしてください。
なお、この釣りはラインをたるませた状態でバイトが出る(ロッドにあたりが伝わらない)ことが多いです。
ラインを見て違和感あればフッキングするか、それが難しければ食った瞬間が分からなくてもいいので、糸ふけをとったロッドを動かした時にあたりを感じてからフッキングする事を心がけましょう。
フリーリグのタックル
フリーリグのタックルセッティングは以下の通りです。
タックルセッティング
- ロッド:6フィート台後半のMHロッド
- リール:ベイトハイギアリール
- ライン:フロロ12〜16ポンド
あたりを目安にセッティングしてください。
フリーリグのシンカーの重さは釣り方によって使い分ける
シンカーの重さは、おかっぱりとそれ以外で釣り分けるイメージです。
おかっぱりの場合
おかっぱりの人は7グラムを中心に、5グラムのシンカーも使うような展開が使いやすいです。
おかっぱりの場合は、遠投する必要性が出てくる事が多いため、思いシンカー程遠投しやすいので、7グラムを基準にするのが良いでしょう。
ですので、ウィードが濃い、根がかりしやすいなどの条件がある場合は、シンカーの重さを変えて下さい。
フローターやボートの場合
フローターやボートは、水深や底質を基準にシンカーを使い分けましょう。
例えば、琵琶湖北湖の漁礁等でフリーリグを使う場合は、5グラムを基準に使います。
北湖の漁礁の水深はだいたい、10M前後になることが多く、湖流の強さによって使いにくい場合もありますが、だいたいは5グラムが良いでしょう。
また、南湖の浚渫などのブレイクで釣りをする場合は、7グラムがよいでしょう。
浚渫の場合は、漁礁よりもスタックしにくいのと、ボトム付近に魚がいることが多いので、7グラムのシンカーが効率的で実績が期待しやすいです。
フリーリグと相性のよいワーム
琵琶湖でフリーリグをする場合のワームは、クロー系やシャッド系が相性がいいです。
- 中層で漂う時間を長くする
- 漂っている間にテールの微波動でベイトを演出してくれる
- ボトムに多いエビ系ベイトにマッチする
以上を根拠に、エスケープツインやドライブシャッド、ゲーリーのジャンボグラブ、フリックカーリー等がおすすめのワームになります。
まとめ
フリーリグは、根がかりしにくく、色んな場所で使えて中層〜ボトムを中心に狙える、非常におすすめのしかけです。
巻物で反応がないような場合には、ポイントは同じでもフリーリグに変えてみたらデカイのが釣れた!というような事も期待できますので、ぜひフリーリグを使ってデカバスを釣って下さい。