北湖がメインエリアのガイドさんも、春は南湖メインでガイドされる事実をご存知でしょうか?
春の北湖は一筋縄ではいかない難しさがあるのですが、ゲストさんと釣りに出かけて45㎝を捕獲したポイントでデカバスが群れる水中映像と、バスが水中カメラにバイトしてくる瞬間を捉えた水中映像をご紹介しますので、皆様のデカバスゲットにお役立て下さい!
パッと読むための目次
北湖ガイドが春に北湖でガイドをしない理由
まずは春の北湖の特徴を踏まえて、なぜ北湖ガイドが春に北湖でガイドしないかについて解説します。
春の北湖バスは岸付近のシャローでスポーニングを行う
春、北湖バスはどこでスポーニングをするかご存知でしょうか?
教科書通りの解答になりますが、スポーニングは浅い場所で行われるため、北湖のバスは岸付近の浅い場所でスポーニングを行います。
重要なのは、北湖の水深は平均40Mを超えていて、スポーニングに適した浅い場所が岸付近のシャローにしか存在しないということです。
一方、南湖の場合は、沖の方でも水深が浅くなっている場所があり、全域でスポーニングをする傾向がある、ということをまずは抑えて下さい。
春の北湖シャローはウィードが生えないからバスに口を使わせにくい
シャローでスポーニングをするのが北湖バスの特徴とすると、春の北湖シャローはどんな特徴があるでしょうか?
もっとも大きな特徴は、ウィードがほとんど生えていないという事です。
バスはウィードと絡めて釣りをした方が、圧倒的に口を使わせ易いのですが、春の北湖シャローにはほとんどウィードが生えません。
ウィードがない中、バスが口を使ってくれないのが春の北湖でバスが釣れにくい要因の一つになります。
春の北湖シャローは透明度が高いからバスに口を使わせにくい
北湖は透明度が高いのでバスを釣るのは難しいというのを聞いた事があると思います。
実際その通りなのですが、実は北湖でも水深7Mより深い場所などのディープレンジはシャローの透明度が高くても濁っている場合があり、そのレンジにある漁礁などで釣りをしていると釣果が上がる場合があります。
春の北湖バスはシャローにいるため、ウィードもなくて透明度が高いのでバスを見つけても食わせにくいのが春の北湖でバスが釣れにくい要因であり、だからこそ、北湖をメインに活動するバスガイドも春は南湖でガイドする事が多いということになります。
北湖で釣果をあげるために大切な要素
春の北湖でスポーニングバスを釣るのは難しい、それでもやっぱり北湖でウェイトのあるデカバスを釣りたい!
その気持ち、よーく分かります!!春の北湖では、こんなふうなデカバスが釣れることがあるので、やっぱり北湖に行きたくなりますよね。
モンスター狙いのマゾな方に、ここからはどうやって難しい春の北湖で釣果をあげるのかについて解説したいと思います。
マズメ時や夜に釣りをする
春の北湖で釣果をあげるのに一番重要なのはタイミングです。
タイミングが大事という言葉は何度も聞いた事があると思いますが、透明度の高さを帳消しにするため、太陽の光量が少ない時に狙って釣りをするという事が、最も重要なキモになります。
太陽の光量が少ない時というと、朝夕マズメ時や夜になるので、どうしてもおかっぱりでの釣りが有利になりますが、フローターガイドなら実現可能になります(笑)
先日、アノストネコで56㎝のプリスポーンデカバスの釣果が上がった時のブログで釣果が上がった要因は、まさに朝のマズメ時に釣りができたからだと考えています。
マズメ時に釣りをするのが難しいボートアングラーの場合は、風が吹いて水面がざわついて警戒心が薄れるなどのタイミングを確実に捉えることが重要となります。
葦際や濁り傾向の内湖で釣りをする
春の北湖シャローはウィードが生えなくても葦が生えている場所はたくさんあり、ウィードと絡めなくても葦と絡めて釣りをすれば釣果が上がる可能性があります。
また、北湖でも内湖の場合は、濁っている場合が多く、春の北湖で釣果をあげるためには内湖で釣りをするのがオススメです。
バスが口を使う理由を理解して釣りをする
実は、透明度が高く警戒心が強い北湖のバスでも、口を使わせる事は可能なのをご存知でしょうか?
北湖シャローのバスが水中カメラにバイトしてくる瞬間を捉えた水中映像をぜひご参考下さい!(映像は上下反転していますのでスマホを反対にしてご確認下さいm(_ _)m)
非常に透明度が高い中で、何度かカメラにバイトしてきている様子がよく分かります。
リアクションで口を使わせるという言葉がありますが、バスが口を使うのは、様々な理由があります。
どんな理由でバスが口を使うのか?を知りたい方は、アメリカでバスの生態について研究され、バスが口を使う理由を様々なパターンにまとめて解説したDVDがあるのでそちらをご参考下さい!
琵琶湖北湖、アノストネコで45㎝捕獲時レポート
ここからは実釣報告です。
先日ゲストさんに45㎝の北湖のプリプリバスを釣ってもらった詳細についてご紹介します。
概況
釣りにいった日は18年4月29日(日)で、概況は以下の通りです。
晴れ/微風
気温 9/大潮
水温 瀬田川 18.4
琵琶湖大橋 15.8
安曇川沖 13.8
5点平均水位 +14
洗堰放流 100
北湖のストラクチャーに群がるデカバス群れの水中映像
この日は北湖のストラクチャーポイントに出撃しました。
これまで解説の通り、ちょうど日が登るタイミングでここはバスがいるだろうというポイントに到着。
水深は3M前後で、ディープエリアとシャローの中間にあり、北湖のスポーニングバスがうろついている一級コンタクトポイントです。
するとキャストして数投で狙い通りにバイトがありますが、惜しくも乗りませんでした。
続けて別の場所でキャストしてもらうと、待望のバイトが!
50㎝を超えるデカバスではありませんでしたが、プリプリでコンディションがよい45㎝クラスのバスを釣ってもらえてよかったです。
このポイントの水中映像はコチラです。デカバスがわんさかいてすごい事になっていますね(笑)
これだけたくさんのバスが居ても、条件が揃わないと口を使ってくれないのが、バス釣りの面白さであり、難しさでもあります!
まとめ
いかがでしょうか?
透明度の高さとウィードの少なさがあり、春の北湖でスポーニングに絡んだデカバスを釣るのは難しいですが、不可能ではないので、難しいからこそ狙ってデカバスを捕獲できれば、嬉しさも際立つと思いますので、ぜひ、頑張って下さい。
ポイントの様子を魚探、360度水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。