春の下物浚渫54㎝釣果ポイント水中映像実釣解説|スモラバ、ライテキ

春の琵琶湖南湖は水温15度を超えて来ている場所が多く、ミッド、アフタースポーンの真っ最中。

そんな琵琶湖南湖で一番人気エリアなのが下物浚渫エリアですが、浚渫エリアといってもいろんな場所があり、狙い方は十人十色です。

3時間で54㎝、40オーバー他、ロクマルクラスと40後半バラしと、良い釣果に恵まれるに至ったプロセスと、釣れたポイントの水中動画をご紹介して、みなさんが下物でデカバス釣果を挙げる一助になればと思いますので、ブログご参考ください!

春の下物浚渫エリア付近の特徴

下物といってもいろんなエリアで形成されていますが、みなさんは様々な地形の違いを把握されていますか?

まずは、下物浚渫エリアを、5つのエリアに大別してご紹介させてもらいます。

最も大きい面接を占める浚渫エリア

下物浚渫エリアと名前が付いているように、一番大きな面積を占めるのは「浚渫」エリアです。

浚渫とは人工的に掘られた穴の事で、最大水深8Mを目安に様々なレンジに掘られた穴が存在しているのが下物の最も大きな特徴になります。

上記マップで青色になっている部分が浚渫で掘られて深くなっている箇所です、ものすごい数ですよね!?

一概にはいえませんが、冬はディープというセオリーが存在するように、真冬にデカバスが居る可能性が高いのが、浚渫のディープエリアという事をまずは頭に置いてください。

下物の地形を正確に知りたい方必見

下物の浚渫の位置を正確に知るのに魚探がないと無理だと思っていませんか?

フローター釣りに最適!他では手に入らない魚探不要、携帯琵琶湖の水深変化が見れる水中マップをご利用下さい。

浚渫画像マップ一部

このマップさえ活用してもらえたら、下物の浚渫が携帯で正確に把握して釣りができるので、狙ってデカバスを捕獲する事ができます。

次に大きい面接を占めるハンプエリア

浚渫=穴になるので、穴の数だけ掘られていない部分が存在しますが、浚渫エリアで盛り上がって台形のような地形の浅い部分をハンプと呼ばれていて、浚渫のディープエリアに潜んでいたデカバスが春、スポーニングを迎えたタイミングで産卵する場所になるのがハンプエリアになります。

上記のマップでいうと青色近くにあるオレンジ色や薄い肌色部分が浅い箇所がハンプになり、ハンプもかなりたくさん存在しているのが分かっていただけるかと思います。

ハードボトムガレ石エリア

下物浚渫エリアのもう一つの大きな特徴がハードボトムが多い事です。

春のデカバスを狙うのはハードボトムということを聞いた事があると思いますが、なぜハードボトムを狙うとバスが釣れるかについて記載したブログもあるので、ご参考下さい。

下物で魚探をかけていると二次反射(=ハードボトム)が映る箇所がたくさんあると思います。

ハードボトムでもいろんな形のボトムがあるのですが、下物の水深2〜3Mで見られるハードボトムの形状が分かる画像をご紹介します。

小さい小石が転がる礫状のハードボトムになっていて、うっすらバスも映っています。

ブログ最後にこの場所の水中動画もアップしているのでお楽しみに。

エビモ新芽エリア

琵琶湖南湖は日本を代表するウィードレイクになりますが、ウィードといっても様々な種類が存在しています。

様々なウィードの中でも特に重要なウィードがあり、その1つがオオカナダモで、もう一つがエビモになります。

オオナカナダモやエビモが生えている場所=ハードボトムで水通しが良いため、デカバスがいる可能性が高いのが、琵琶湖南湖のウィードの中で重要な理由になります。

地面にハードボトムが多い、その上にエビモも生える、こういった要素が加わって更にデカバスをストックしやすくなるというわけです。

4月後半、エビモはまだ新芽状態なので、背丈は20、30㎝程になりますが、エビモの新芽が生えている場所にはデカバスが付きます。以下の画像にうっすらデカバスが映っているのをお気づきでしょうか?

この画像もブログの最後に動画でご紹介させていただきます!

澪筋(みお筋)エリア

最後にご紹介するのは澪筋(みお筋)エリアです。

春にデカバスを狙う上で澪筋を狙うというのは、これまたお手本通りの狙い方になります。

おかっぱりで澪筋を知る携帯活用術水中動画と釣果で解説|40後半2本というブログがあるので、詳しくはそちらを見てもらえたらと思いますが、澪筋を含む様々なデカバスを狙える地形が絡んでいるのが、下物浚渫エリアが人気の根拠となっています。

下物浚渫エリアで54㎝捕獲の釣果プロセス公開

というわけで先日、4月22日に大人気の下物浚渫エリアにゲストさんと釣行に出かけて、デカバスゲットに成功したプロセスをご紹介します。

概況と天候

釣りにいった日は18年4月22日(日)で、朝4時半〜7時半くらいまでで概況は以下の通りです。

晴れ/微風
気温 11/小潮
水温 瀬田川 17.6
琵琶湖大橋 15.2
安曇川沖 12.4
5点平均水位 +7
洗堰放流 70

ジャークベイトとジグヘッドでの反応

まず、狙ったポイントは水深3Mくらい、浚渫のエッジ付近のポイントを選択しました。

水温15度がバスがスポーニングを行う目安となる水温なのですが、南湖の水温は17度前後、という事はバスのコンディションはアフタースポーンの状態のバスが多いと考え、スポーニングで体力が落ちているバスをライトリグでスローに狙うというイメージで、ゲストさんにはジャゴビージグヘッド1.8gをキャストしてもらいました。

しかし、この日は、魚探にボトムに魚の反応があるのですが、中層にも反応があります。

あとから水中動画を撮影して分かったのですが、確かに中層にバスが浮いています!

ゲストさんには操作の簡単なジグヘッドの釣りを展開してもらいつつ、私はミドルレンジを効率よく狙えるジャークベイトをキャストし、反応を伺います。

ちなみにスローな展開なのになんでジャークベイト?と思われるかもしれませんが、朝イチで活性高くフィーディングに入っているバスが狙えるのと、リアクションバイトが期待できる事がジャークベイト選択の理由です。

しかし、ジグヘッド、ジャークベイト共に反応がありません。

スモラバ、ライテキに切り替え連続ヒットの要因

1時間弱反応がなく、ゲストさんにはボトム狙いのライトテキサス、私は3.5gのスライドフォールジグ(スモラバ)にルアーをチェンジします。

ゲストさんは初心者なので、アクションを大きく加えなくてもデカバスが狙えるライトテキサスを、私は中層とボトムを両方狙えるスライドフォールジグ(スモラバ)を選択しました。

ルアーローテーションをする中でキモになったのが気温(水温)です。

この2日間は真夏のような気温であったことに伴い水温も上昇傾向で、ボトムからバスも浮き気味であると考えました。

上記水中動画を見ると予想通り中層にバスが浮いている事が分かるのですが、ルアーローテーションをする時点ではまだ水中動画を撮影していない状態で、魚探にバスらしき映像は映っていましたが確信は持てませんでした。

中層狙いでジャークベイトでの反応がなかったですが、やはり中層アピールが大事で別の狙い方で狙おうという意図で、スライドフォールジグ(スモラバ)の3.5inを選択しました。

スライドフォールジグはいい感じのフォールでバイトを誘う事ができるジグです。

スライドフォールジグ(スモラバ)に変えてしばらくすると、無風状態だったのに微風が吹き、その風がバスにスイッチを入れるタイミングとなり、待望のバイトが私にきました!

かなり重みのあるファイトが始まり、ジャンプして見えた魚体は明らかに50㎝を超えるデカバスでアドレナリンが流れまくりましたが痛恨のフックオフ。

一転して悔しさに全身が滾りましたが、キャストを継続しているとまたまたバイトが。

キャストしてフリーフォールで7秒くらい待って、ラインをダルダルにしてラインのたるみをとるためにラインをリールで巻いてみると、アタリがあり、すかさずフルフッキング!

上がってきたのはブリブリの54㎝のデカバスでした。

狙った通りフォールでアピールできるスライドフォールジグ(スモラバ)が非常によい働きをしてくれて大満足です!

フォールの釣りは夏が最も有効ですが、バスの適水温は20度前後で現在17度くらいになるので、この時期で気温が上昇局面にある時は水温も上がって中層にバスが浮くこともあります。

一方で、ネストを守ったり、エビなどのベイトを探したりするなどでボトムにいるバスも多いです。

そんな時期だからこそ、中層、ボトムの両方でバスにPRできるスライドフォールジグ(スモラバ)の釣りがオススメです!

スライドフォールジグのウェイトは2.2gから7gまであるのですが、軽い方が中層バスにアピールしてくれるので、2.2gか3.5gがこの時期にはオススメです。

私がデカバスを釣ってしまいましたが、肝心のゲストさんには、ライトテキサスにも反応があって良いはずなのに反応がありません。

ちなみに私のガイドは、ピンスポットの多い場所は必ずゲストさんにキャストしてもらい私は釣りは一切しませんが、その日の釣り場の状況でどんなルアーがよいのかを確かめるために私もキャストさせてもらう事があります。

しかし、あくまでゲストさんに釣ってもらえるためにはどうすれば良いかを第一優先でガイドをさせてもらっています。

今日のバスはやはり、中層を意識した方がいいのかな?と思い、手持ちのルアーでゲストさんが操作しやすく、中層バスにアピールできるであろうという理由で、ロングワームメガミキの11inネコリグをチョイスしてキャストしてもらいました。

メガミキはシンカー1.8gのシンカーを埋めているのでボトムに落ちるのですが、シルエットが大きくフォール中に中層バスにPRができ、ボトムについた後は直立した状態でワームの後ろがゆっくり傾くので、着底時にも浮き気味バスにアピールできることがメガミキを選んでもらった理由です。

すると、ゲストさんに待望のバイトが!

しかし、デカバスの引きが強くてうまくドラグ調整できず、痛恨のラインブレイクとなり、ゲストさんにデカバスを釣ってもらえる事は叶いませんでした。

ゲストさんが初心者だったので、デカバスヒットした時のやりとりを事前にご紹介できていなかった私のミスで非常に申し訳ないです。

 

引き続き、ピーカン、無風の状態が続いていたのですが、最後に最近ヤフオクで購入した超人気川村光太郎さん率いるボトムアップから新発売のクロー系ワームハリーシュリンプでナチュラルなカラーを選択し、3.5gのライテキでかなりスローにキャストすると、私に追加でバイトが。

上がってきたのはブリブリの40オーバーでした。

ゲストさんが逃した1発が悔し過ぎる釣行となりましたが、楽しんでもらえたと感想いただきよかったです。ぜひまたリベンジお願いします。

最後に、エビモの新芽の生え具合が分かり、周辺をうろつくデカバスの姿を捉えた水中映像をご紹介しますのでご参考ください!

まとめ

いかがでしたか?浚渫、ハンプ、礫状ハードボトム、エビモの新芽、澪筋といった様々な地形やウィードが複合する下物エリアで特徴の違いを抑えつつ、中層、ボトムを意識したルアーを選択することでみなさんもぜひデカバスをゲットしてもらえたらと思います。

実はこの日の前日、北湖に釣行に出かけて、4キロ近いデカバスを仕留めたんですが、その日の詳細はまた別の機会にご紹介します。

プリの1発狙いの北湖、アフターで数やサイズが期待できる南湖。非常に楽しい時期がやってきましたので、ご興味ある方はご予約くださいね。

ポイントの様子を魚探、360度水中カメラで確実に把握し、朝一番に誰もいない状態でデカバスがいるスポットにルアーを投入できる、ゼファーボート、水中カメラ、エレキ、魚探つきフローターフィッシングはいかがでしょうか。ご予約お待ちしています。